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 (株)東芝、二酸化炭素分離・回収技術のパイロットプラント竣工

発表日:2009.09.29


  (株)東芝は、火力発電所などから排出される二酸化炭素(CO2)を分離・回収し、地中等に貯留する「CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)技術」の実用化を加速するための、CO2分離・回収パイロットプラントの竣工を発表した。同プラントでは、実際の石炭火力発電プラントのボイラーから排出される排ガスの一部を利用して、CO2分離・回収システムの性能を実証する。また、今後の大型火力発電プラント向けのシステム設計に向けて、排ガスの状態やその含有物が性能等に及ぼす影響を検証し、システムの実地的な運転、運用面の知見を収集することを通して、最終的には、同システムと発電システムが最適に統合された形での実用化を進めていく。同社は、2009年9月29日から10トンCO2/日規模のCO2分離・回収の試験を本格的に開始し、2015年頃とも予想される商用化に向けて、事業の確立を進めるという。

情報源 (株)東芝 ニュースリリース
機関 (株)東芝
分野 地球環境
キーワード CCS | CO2 | 火力発電 | 石炭 | 二酸化炭素 | プラント | 東芝 | 分離・回収
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