埼玉県は、令和元年度の公共用水域、地下水及び土壌の測定結果を公表した。埼玉県、国土交通省、関係市等では、県内の河川、地下水等の水質の汚濁の状況、及び土壌の汚染の状況を監視している。令和元年度の結果は以下のとおり。1)河川(44河川94地点):健康項目は測定を行った93地点全てで環境基準を達成した。生活環境項目のBODは、34河川44水域のうち、39水域で環境基準を達成し、達成率は91%となった。2)湖沼(3湖沼3地点):健康項目は全地点で環境基準を達成した。生活環境項目のCODは、3湖沼中2湖沼で環境基準を達成した。3)地下水の概況調査(48市町85地点)では、調査を実施した85地点のうち、1地点で鉛、2地点で砒素、5地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が地下水環境基準を超過した。4)ダイオキシン類について、河川水質(22河川39地点)、河川底質(22河川35地点)、地下水(12地点)、及び土壌(36地点)を測定し、河川水質の2河川3地点・河川底質の1河川1地点を除く地点で、環境基準を達成した。