農林水産省と環境省は、大分県の家きんから、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した(国内20例目)。令和2年12月10日に大分県佐伯市の養鶏場3農場において、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が確認された。大分県では、12月9日、死亡鶏が増加した旨の通報を受けて、当該農場に対し移動の自粛を要請するとともに、農場への立入検査を実施した。一方、環境省では、発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、引き続き、全国での野鳥の監視を強化した。今回、遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることが確認された。農林水産省は、「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」を持ち回りで開催し、今後の防疫措置について速やかに確認するという。12月11日、検査の結果、NA亜型が判明し、H5N8亜型であることが確認された。