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 環境省、スギ雄花花芽調査(令和3年度)の結果を公表

  環境省は、令和3年度「スギ雄花花芽（はなめ）調査」の結果を発表した。この調査は、花粉症に関する調査研究の一環として、同省が平成16年度から実施しているもの。林野庁の協力の下、都道府県ごとの「スギ雄花の着花量（花粉生産量）」をとりまとめ、全国の概況等をスギ花粉の飛散予測のための参考情報として公表している。令和3年度（令和２年11月～12月）において観察・判定されたスギ雄花の着花量は、、令和2年同時期と比較して、令和3年春（2月から4月）に花粉が例年より少なく、6月から7月の日照時間が全年より大幅に増加した東北南部から北陸、関東でスギ雄花は前年よりかなり多くなっている。一方、令和3年春に花粉が例年並みかやや多く、6月後半から7月前半にかけて日照不足と低温、多雨になった近畿から西の地方ではスギ雄花の着花量少なく、特に近畿地方ではかなり少なくなった。例年と比較しても東北北部、北陸、関東でスギ雄花が多く、その他の地方は例年より少なく、特に近畿地方と山陰地方でかなり少なくなった。令和3年度のスギ雄花の着花量は、地方ごとよりも都府県ごとのばらつきが目立ったという。

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