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 NEDO、GI基金事業「洋上風力発電の低コスト化」に着手

発表日:2022.01.21


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション基金事業の一環として、浮体式を中心とした洋上風力発電のコスト低減によって導入拡大を目指すプロジェクト「洋上風力発電の低コスト化」に着手した(実施期間:2021年度から最大5年間または3年間、予算総額:1,195億円)。同事業は、2021年6月18日に経済産業省等が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の実行計画に位置付けられた14の重点分野を対象とする総額2兆円規模の研究開発事業。官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業などを研究開発・実証から社会実装まで最長10年間継続して支援する。同プロジェクトでは、洋上風力産業のうち、現状では技術成熟度が比較的低いながらも、長期的な支援によって技術開発の進展と大きな政策効果が見込める分野への支援を行う。「洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会」とNEDOが策定した技術開発ロードマップにおいて抽出されたサプライチェーン8分野のうち、風車・浮体式基礎製造・浮体式設置・電気システム・運転保守を重点化した上で、先ずは要素技術の開発を進める(フェーズ1)。今回は、「風車主軸受の滑り軸受化開発(大同メタル工業株式会社)」など、4分野計18テーマの公募案件を採択した。2023年度以降にはフェーズ2として実証事業を実施し、早期のコスト低減を実現することで浮体式を中心とした洋上風力発電の導入拡大を目指すという。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 洋上風力発電 | 風車 | 2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略 | グリーンイノベーション基金事業 | 洋上風力発電の低コスト化 | 洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会 | 浮体式基礎製造 | 浮体式設置 | 電気システム | 運転保守
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