環境省は、平成22年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)における実証機関を特定非営利活動法人地中熱利用促進協会に選定するとともに、同実証機関において、実証対象技術の応募受付を開始すると発表した(募集期間:平成22年6月11日(金)~6月28日(月)まで)。同事業は、既に適用可能な段階にありながら、客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及等を目指すもの。今回対象とするヒートアイランド対策技術は、地中熱・下水熱を熱源とし、ヒートポンプによって効率的に冷暖房を行うシステム全般であり、(A)システム全体、(B)地中熱・下水等専用ヒートポンプ、(C)地中熱交換部、という3つの技術のまとまり(単位)で実証試験が行われる。