環境省は、国立公園制度100周年記念事業の一環として、特設ページ「国立公園ものがたり」を公開した。これは、全国の国立公園に関わる人々の声を聞き書きという手法で記録し、自然と人との関係性を可視化する試みである。
国立公園制度は、1931年に制定された国立公園法を起点とし、現在は自然公園法に基づいて運用されている。国立公園は、日本の優れた自然景観を保全するだけでなく、生物多様性の中核を成す地域でもある。環境省は、2031年の制度100周年に向けて、国民が自然とのつながりを再認識し、次の100年に向けた保全と活用の意識を高めることを目的に、記念事業を展開している。
今回公開された「国立公園ものがたり」は、釧路湿原、大雪山、西海、雲仙天草の4つの国立公園を対象に、地域住民や関係者の語りを収録したものである。聞き書きは、話し手の語りを尊重しつつ、記録者が文章化する手法であり、地域文化や自然観の継承に有効とされる。
同省は今後、2031年にかけて全34の国立公園で同様の聞き書きを実施し、順次公開していく予定である。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 自然共生社会 | 環境教育 | 自然公園法 | 公共政策 | 生物多様性保全 | 聞き書き | 自然資源管理 | 国立公園制度 | 地域文化継承 | 環境省施策 |
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