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 環境省、環境測定分析統一精度管理調査に関する平成22年度調査結果を公表

発表日:2011.06.03


  環境省は、環境測定分析統一精度管理調査に関する平成22年度調査結果を公表した。同調査は、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上等を目的として昭和50年度から実施しているもの。今回、鉛、銅、ふっ素、カルシウムを分析対象とした土壌試料、揮発性有機化合物(ベンゼン、1,2-ジクロロエタン、トリメチルベンゼン類、四塩化炭素)を分析対象とした模擬大気試料、農薬(ジクロルボス、フェノブカルブ)及びその他の物質(ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA))を分析対象とした模擬水質試料、PCBを分析対象とした底質試料について調査を実施した。その結果、地方公共団体94機関、民間371機関から回答があり、全体的な調査結果は、良好な結果であった。特に、土壌試料中の鉛、銅及びカルシウムについては、いずれの項目とも良好な結果で、また追跡調査として実施した大気試料中の揮発性有機化合物では、昨年度調査で室間精度が悪かった項目の改善がみられたという。なお、今回の調査結果の説明会が平成23年7月に開催予定であり、現在、その参加希望者を募集している(募集期間:平成23年6月30日(木)まで)。

情報源 環境省 報道発表資料
環境省 環境測定分析統一精度管理調査
機関 環境省
分野 健康・化学物質
大気環境
水・土壌環境
キーワード 環境省 | VOC | PCB | 水質 | 底質 | 揮発性有機化合物 | 土壌 | 環境測定 | 精度管理 | 農薬
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