環境省は、環境測定分析統一精度管理調査に関する平成29年度調査結果を公表した。同調査は、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上を図る観点から、分析機関の測定分析能力の資質向上を目指して、昭和50年度から毎年度実施しているもの。今回、1)基本精度管理調査(模擬排水試料):COD、BOD、ふっ素、ほう素及びTOC、2)同調査(模擬排ガス試料):窒素酸化物(NOx)及び硫黄酸化物(SOx)、3)高等精度管理調査(模擬水質試料):揮発性有機化合物、を調査項目として実施。その結果、地方公共団体133機関、民間375機関から回答があり、1)の「ほう素」では測定方法の選択が測定結果に及ぼす影響に留意すること、2)のSOxでは試料到着後に速やかに分析を行うこと、3)の揮発性有機化合物では、沸点が低く揮発性が高い成分の測定には、標準液の調製を適切な条件下で素早く行うこと、が必要であることが示唆された。なお、今回の調査結果の説明会が平成30年2月~3月に開催予定で、参加希望者を募集している(募集期間:平成30年2月6日~19日必着)。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 環境測定分析統一精度管理調査 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | NOx | SOx | 環境省 | 水質 | 揮発性有機化合物 | 環境測定 | 精度管理 | COD | ほう素 | 排ガス |
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