環境省は、環境測定分析統一精度管理調査に関する平成24年度調査結果を公表した。同省では、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上を図る観点から、分析機関の測定分析能力の資質向上を目指して、昭和50年度から毎年度、同調査を実施している。今回、1)基本精度管理調査:土壌(農用地土壌)試料における重金属類(カドミウム、銅、砒素)、2)高等精度管理調査:底質試料1がPCB、底質試料2が有機塩素化合物、を調査項目として実施した。その結果、地方公共団体76機関、民間355機関から回答があり、全体的な調査結果は、良好な結果であった。特に、土壌試料中のカドミウム及び銅は良好な結果で、砒素は両物質に比べ室間精度は大きくなった。また、底質試料中のPCBは一昨年度と概略同様な結果で、有機塩素化合物は全体的に回答数が少なくばらついていたという。なお、今回の調査結果の説明会が平成25年7月に開催予定で、参加希望者を募集している(募集期間:平成25年6月10日~7月5日必着)。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 環境測定分析統一精度管理調査 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 環境省 | PCB | 底質 | 土壌 | 環境測定 | 精度管理 | カドミウム | 砒素 | 農用地 | 有機塩素化合物 |
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