環境省は、環境測定分析統一精度管理調査に関する平成23年度調査結果を公表した。同省では、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上を図る観点から、分析機関の測定分析能力の資質向上を目指して、昭和50年度から毎年度、同調査を実施している。今回、COD、BOD、ふっ素、TOCを分析対象とした模擬排水試料、農薬(ジクロルボス、フェノブカルブ)及びその他の物質(ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA))を分析対象とした模擬水質試料、ダイオキシン類を分析対象とした土壌試料について調査を実施した。その結果、地方公共団体117機関、民間397機関から回答があり、全体的な調査結果は、良好な結果であった。特に、模擬排水試料中のCOD、ふっ素及びTOCについては良好な結果で、また、追跡調査として実施した模擬水質試料中の農薬等については、昨年度よりも低濃度であり、共存物質が添加となったにもかかわらず、前年度と同程度かそれ以上の精度となったという。なお、今回の調査結果の説明会が平成24年7月に開催予定であり、現在、その参加希望者を募集している(募集期間:平成24年6月8日(金)~7月3日(火)必着)。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 環境測定分析統一精度管理調査 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | BOD | 環境省 | 水質 | 土壌 | 環境測定 | 精度管理 | COD | 農薬 | 排水 | TOC |
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