環境省は、被災地の地下水質のモニタリング調査における放射性物質濃度の測定結果(第11報)を公表した。同省では、政府のモニタリング調整会議で決定された総合モニタリング計画に基づき、継続的に地下水の放射性物質濃度モニタリング調査を実施している。今回、分析が終了した福島県内の地下水における測定結果を11報として公表した(採水日:1月28日~2月2日)。その結果、放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)、放射性ストロンチウム(Sr-89、Sr-90)ともに、測定した全地点で不検出であった(検出限界値:1Bq/L)。同省では、平成25年度も、福島県及びその近隣地域において、県や市町村等の関係機関と調整を行い、継続的に地下水の放射性物質濃度のモニタリング調査を実施する予定という。