環境省は、東日本大震災の被災地での地下水質のモニタリング調査における、ダイオキシン類の測定結果を公表した。同省では、東日本大震災を受け、被災地の地下水について有害物質等の水質モニタリング調査を実施している。今回、ダイオキシン類について分析が終了したため、青森県、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県内の測定結果を公表した。(採水日:青森県6月9、17日、岩手県6月20~24日、宮城県7月4~8日、福島県6月21、22、28日、7月19、20日、茨城県6月16日)。その結果、青森県全8地点、岩手県全29地点、宮城県全28地点、福島県19地点、及び茨城県全1地点は、地下水環境基準値以下であったが、福島県の1地点で、地下水環境基準値(基準値1pg-TEQ/L以下)を上回る28pg-TEQ/Lが測定された。同省では、県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、地下水環境基準値を上回った地点については、福島県及びいわき市において既に井戸の所有者に対し、飲用を控えるよう指導等を行った。今後、周辺の井戸を含めて追加調査を実施する等、福島県及びいわき市と協力して対応していく予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
宮城県 記者発表資料(PDF) |
---|---|
機関 | 環境省 宮城県 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | 水質 | 地下水 | 有害物質 | 環境基準 | 福島県 | いわき市 | 東日本大震災 | ダイオキシン類 |
関連ニュース |
|