環境省は、東日本大震災の被災地での地下水質のモニタリング調査における、ダイオキシン類の測定結果(第2報)を公表した。同省では、東日本大震災を受け、平成23年6月から7月にかけて緊急的にダイオキシン類の水質モニタリング調査を実施してきた。その際、地下水環境基準値を上回った福島県内の井戸(周辺の井戸を含む)について追加調査を実施し、今回、その分析結果を第2報として公表した。その結果、前回のモニタリング調査で地下水環境基準値を上回った福島県内の井戸1地点及びその周辺井戸5地点の全6地点とも地下水環境基準値以下であった。同省では、福島県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、今後も福島県等において継続的に地下水質のモニタリングを実施し、監視を行っていく予定だという。