環境省は、平成22年度末(平成23年3月末)における浄化槽の設置状況等を公表した。同省によると、浄化槽の全国の設置基数(合併処理と単独処理の合計)は約794万基であり、その内訳は、し尿と生活雑排水を合わせて処理する「合併処理浄化槽」が約306万基(全体の約38%)、し尿のみを処理する「単独処理浄化槽」が約488万基(全体の約62%)であった。また、平成22年度の合併処理浄化槽の新規設置基数は約13.5万基であり、廃止等分と合わせて平成21年度から約7万基の増加となった。一方、浄化槽設置後に浄化槽が所期の機能を発揮しているか否かを判定するために行う、浄化槽法第7条に基づく水質検査の受検率は92.9%であり、平成21年度に比べて2.1ポイント増加した。また、浄化槽の維持管理が適正に行われ、機能が正常に維持されているか否かを判定するため毎年1回行う、同法第11条に基づく定期検査の受検率は30.4%(合併処理浄化槽のみでは50.5%)であり、平成21年度に比べて1.7ポイント(合併処理浄化槽のみでは0.5ポイント)増加した。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | し尿 | 生活排水 | 環境省 | 浄化槽 | 浄化槽法 | 合併処理 | 単独処理 | 水質検査 |
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