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 国内観測地点で、大気中の二酸化炭素濃度(月平均値)が400ppm超を記録

発表日:2012.05.16


  気象庁は、2012年4月までの日本の大気中二酸化炭素濃度を公表した。同庁では、国内3地点(岩手県大船渡市綾里、東京都小笠原村南鳥島、沖縄県八重山郡与那国島)で、大気中の二酸化炭素濃度の観測を実施している。これらの観測の結果、2011年の年平均値(速報値)は3地点でそれぞれ394.3ppm、392.8ppm、394.4ppmと、過去最高となった。また、綾里では、2012年3月と4月の月平均値(速報値)が、それぞれ401.2ppm、402.2ppmと、1987年の観測開始以降初めて400ppmを超える値を記録した。他の地点の2012年4月の月平均値も、それぞれ398.1ppm(南鳥島)、399.4ppm(与那国島)と過去最高となったという。なお、今回発表のデータは速報値であり、今後より精密な確定値が算出されるが、速報値と確定値の差は、大きくても0.1ppm程度の見込みという。また、綾里は平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、2011年4月の観測値が得られなかったため、年平均値は4月を除く11か月の平均値となっている。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード CO2 | 地球温暖化 | 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 気象庁 | 濃度 | 観測 | 綾里 | 南鳥島 | 与那国島
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