気象庁は、2014年4月までの日本を含む北西太平洋域の二酸化炭素濃度を公表した。同庁では、日本を含む北西太平洋域の陸上、海上、上空に立体的に温室効果ガス観測網を展開し、大気及び海水中の精密な二酸化炭素濃度の観測を行っている。大気中の二酸化炭素濃度は、国内3地点(岩手県大船渡市綾里、南鳥島、与那国島)における観測の結果、2013年の年平均値(3地点の最高値399.6ppm)、2014年4月の月平均値(同407.0ppm)ともに、過去最高を更新した。また、海洋気象観測船による洋上大気及び表面海水中の観測の結果、日本南方海上でも2014年冬季の洋上大気中の二酸化炭素濃度の平均値が400.6ppmとなり、1984年以降初めて400ppmを超えた。さらに、航空機による日本の南東上空6km付近の大気の観測の結果、2014年4月における飛行経路(神奈川県綾瀬市-南鳥島間)上の二酸化炭素濃度の平均値が402.7ppmとなり、2011年2月の観測開始以降初めて400ppmを超えた。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 気象庁 | 濃度 | 観測 | 海洋観測 | 航空機 | 観測船 |
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