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 ボン条約事務局、新たな保護対象として32種の附属書追加提案を受付

発表日:2014.06.13


  ボン条約事務局は、2014年11月にエクアドルで開催される第11回締約国会議(COP11)に向け、新たな保護対象の提案を受け付けていたが、6月6日で締め切り、結果を公表した。ボン条約は、国境を越えて移動する野生動物種の保護を目的とした唯一の国際条約で、2014年5月現在、120カ国が加盟しており、3年毎に締約国会議を開催する。今年、「行動すべき時」をテーマに開催されるCOP11に向け、各国から陸生哺乳類3種、海生哺乳類2種、鳥類5種、魚類22種の計32種が、厳格な保護の対象となる附属書Ⅰおよび、各生息国の協調的管理の対象となる附属書Ⅱへの追加リストとして提案された。各国より寄せられた主な種は、ホッキョクグマやアフリカライオン、ヨーロッパウナギのほか、シュモクザメ、クロトガリザメ、オナガザメ、イトマキエイ、ノコギリエイの仲間など。このほかCOP11では、絶滅の危機に瀕するゾウの密猟や、移動性野生動物種に影響を与える、気候変動や海洋ゴミ、再生可能エネルギー施設、違法な鳥猟などについても議論される。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 自然環境
キーワード 野生動物 | 国連環境計画 | UNEP | 絶滅 | 締約国会議 | 保護 | 附属書 | ボン条約 | 移動性動物
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