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 イギリス、海洋プラスチックごみ削減の進捗と計画を報告

発表日:2017.07.21


  イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、海洋のプラスチックごみ削減を目指す同国の取組みの進捗を報告し、さらなる行動を約束した。年間約800万トンものプラスチックが海洋に流入して海洋環境への深刻な脅威となっている。専門家は、こうした海中のプラスチックは31種の海洋哺乳類と100種以上の海鳥に摂取されていると推定している。Defraが公表した新たなデータによると、2015年10月のレジ袋有料化(1袋5ペンス)以来、90億枚以上が節約され(83%減)、9500万ポンド超が環境や教育に寄付されている。Defraのゴーブ環境相は、マイクロビーズ(海洋生物に摂取されやすい微細プラスチック粒子)を含む化粧品やパーソナルケア製品(歯磨き粉やボディーシャンプー等)の製造・販売を禁止する法案を年内に提出することを表明。また、海中のプラスチックごみ(特にペットボトル)を削減する新たな方法を調査するほか、廃棄物や投げ捨てごみの削減に向けたインセンティブ向上、汚染者に対する罰則の再検討を行うとしている。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 ごみ・リサイクル 水・土壌環境
キーワード 海洋生物 | プラスチックごみ | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 海鳥 | 海洋ごみ
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