国際エネルギー機関、世界の石油・ガス関連メタン排出を追跡するツールを公開

発表日:2019.07.16

国際エネルギー機関(IEA)は、石油ガス関連のメタン排出源を追跡するオンラインツールを公開した。このツールは70か国以上の8つの産業部門でのメタン排出状況をとらえ、最新の排出予測データを提供する。また、既存のテクノロジーの利用によって削減できるメタン排出量も提示する。IEAの分析では、石油ガス部門のメタン排出量は正味費用ゼロで半分近く削減可能だという。現在の大気中のメタン濃度は産業革命以前のレベルの2.5倍で、確実に上昇しており、エネルギー部門はメタンの最大の人為的排出源の1つとなっている。IEAの予測によると、気候目標に沿った脱炭素化の流れがある中で、今後も特に天然ガスは重要な役割を担うという。これは、ガスへの移行がCO2排出量の急増防止に寄与しており、石油とガスのサプライチェーンにおいてメタン排出を最低限に抑えることが、CO2排出削減の重要な補完要素となるためである。また、石炭からガスへ移行することで、CO2とメタンの排出量は平均して電力生産時には50%、熱供給時には33%、それぞれ削減可能だとしている。

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