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 東日本旅客鉄道(株)、東京駅で発電床の実証実験を実施

発表日:2008.12.02


  東日本旅客鉄道(株)は、東京駅で発電床の実証実験を行うと発表した。発電床とは、人の歩行によって床に加わる力(振動エネルギー)を床内部に組み込んだ圧電素子によって電圧に変換し、発電を行うシステムのこと。同社では、多くの利用者が通行する駅の特徴を活かし、そこで得られる電力を自動改札機や電光表示器などに利用することをめざしており、2005年から発電床の開発をはじめ、現在は(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構及びジェイアール東日本コンサルタンツ(株)と共同で開発を進めている。今回は、2008年12月10日(水)から2009年2月初旬までの約2ヶ月間、東京駅八重洲北口の一部の改札及び改札内階段において実証実験を行う。昨年度の実験と比べて、発電能力の向上や、歩きやすさの向上(歩行面の材料をゴム製からタイル製に変更)を図っており、改札1人通過当たりの発電量は昨年度比で約10倍となる約10W秒を見込んでいるという。

情報源 東日本旅客鉄道(株) 「床発電システム」の実証実験について(PDF)
機関 東日本旅客鉄道(株)
分野 地球環境
キーワード 東日本旅客鉄道 | JR東日本
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