アメリカエネルギー省、中小企業のクリーンエネルギー技術開発に1700万ドルを助成
発表日:2014.03.20
アメリカエネルギー省のエネルギー効率・再生可能エネルギー局(EERE)は、中小企業技術革新研究制度(SBIR)の下、エネルギー効率の向上やクリーンエネルギー導入コストの削減、再生可能エネルギー源による発電など、中小企業のクリーンエネルギー技術の開発に対し、1700万ドルを提供すると発表した。輸送しやすくエネルギー消費量の少ない風力タービン翼、エネルギー消費を30%削減できるエレクトロ・クロミック窓技術、導入コストが安く短時間で発電する太陽エネルギーシステムなど17プロジェクトが対象となっている。今回の助成は、SBIRの第二段階のプロジェクトに対して行われるもので、対象者は商業化や雇用創出の可能性の高い技術を開発し、2年以内に試作品を製作する。EEREでは、中小企業を支援しクリーンエネルギー改革におけるアメリカのリーダーシップを促進することで、新たな雇用やビジネス機会の創出、世界市場における競争力の強化、地域社会へのクリーンで低価格なエネルギーの提供につながるとしている。