国連気候変動枠組条約事務局、2015年の包括的新条約に向けた気候変動会議に各国が積極的に参加と発表
発表日:2014.06.15
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局は、2014年6月15日まで2週間にわたってボンで開催されていたUNFCCCの「強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム特別作業部会(ADP)」会合で、各国政府は2015年パリで開催される締約国会議での新条約合意と、地球温暖化を2℃以内にとどめるという目標達成に向かって、「一段と高いレベルの協力と積極性を示した」と報じた。会合閉幕にあたり各国政府が、2015年条約案の要素を、2014年10月の次回会合に先立ち7月までにまとめるよう求めたことも、この積極的姿勢の表れだという。ADP会合の期間中は多方面の議論が行われた。その一つ、技術専門家会合では、都市と土地利用における排出削減の取組が焦点となり、カーボン・ニュートラルな都市を目指す取組や、森林減少を食い止める各国の取組が紹介された。UNFCCC事務局は、この両分野の機会に注目することで、2020年までの排出削減への機運と、その実現のための政策的・資金的支援強化への求めが高まったとしている。
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