アメリカエネルギー省、水とエネルギーの密接な関係がもたらす課題と可能性を分析した新たな報告書を公表
発表日:2014.06.18
アメリカエネルギー省(DOE)は、水とエネルギーの密接な関係をめぐる課題と可能性を分析した新たな報告書を公表した。エネルギーの生産には水が使われ、水道の取配水にはエネルギーが不可欠なように、水とエネルギーのシステムは密接に絡み合っている。報告書は、水とエネルギーの関係をめぐる様々な技術上、運用上の課題を提示し、「水の不足や変動性、不確実性が今後ますます顕著になり、アメリカのエネルギー体制の脆弱性につながる可能性がある」と指摘する。そして今後の研究開発の柱として、淡水利用効率の最適化、水の管理・処理・給配水システムのエネルギー効率向上、非従来型水源の安全な利用、水・エネルギーシステムの信頼性向上、水・エネルギーシステム間の生産的な相乗効果の利用などを示した。DOEは、気候変動、人口増加、技術進歩などによってシステムが変化し、情報に基づく行動の緊急性が高まっているとして、この報告書をもとに他の連邦機関、自治体、民間企業、学術機関、市民等のパートナーと協働し、課題の解決にあたるとしている。
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