ドイツ連邦環境省は、経済エネルギー省など連邦3省と共同で、電気自動車の開発プロジェクト約140件の内容を国民に示し、電気自動車への意識啓発や情報共有を図るウェブサイト「電気自動車ショーウインドウ」を公開した。これらのプロジェクトは、連邦政府が2011年に開始した電気自動車プログラムの中核的施策である。現在バイエルン州/ザクセン州など全国4地域で実施されており、電気自動車やエネルギー供給、交通システムの分野におけるドイツ国内の知見を、大規模範囲で実施される実証・試験プロジェクトを通じて体系的に連携させること、市民が電気自動車をよく知り、身近に感じることを目標としている。このため新ウェブサイトでは、各プロジェクトの情報を分かりやすく示し、電気自動車の技術や日常での利用に関する利用者の疑問への回答や、最新のイベント情報等も掲載している。ドイツ連邦政府と産業界は、2020年までに少なくとも100万台の電気自動車を国内に導入する目標を掲げており、これらのプロジェクトは重要な役割を果たすとしている。