気候エネルギーソリューションセンター（C2ES）は、気候変動に対する回復力を高めるため、都市と企業が連携する方法に関するガイドブックを公表した。都市も企業も、気候変動によってインフラの損壊や営業への障害を被る可能性がある。企業のデータ分析や緊急対応の資源と、都市の長期的計画策定能力は、気候変動に対する回復力強化で補い合える可能性があるという。C2ESはカンザスシティやマイアミビーチの自治体や企業の役員とともに、各都市の気候変動に対する備えや回復力強化の優先事項を評価し、あらゆる都市に共通する方法を推奨している。例えば、1）市の全部局で既存の官民プログラムを基盤に計画を策定する、2）企業に気候変動に対する回復力の計画策定が優先事項であることを示し、企業の関与が有益であることを実証する継続的な連携プロセスを起ち上げる、3）学術界や州、連邦政府と連携して気候脅威に関する地域のデータを構築し、計画策定が企業に利することを強調する、4）業種や規模に応じてアプローチを調整する、5）革新的資金調達の方法を探る。