欧州委員会、加盟国の森林参照レベル(FRL)を設定
発表日:2020.10.28
欧州委員会は、2021~2025年の間に適用される各加盟国の森林参照レベル(FRL)を採択した。FRLは、各加盟国の既存の森林による温室効果ガス(GHG)の吸収量と排出量の合計(正味排出量)を算出するための基準である。既存の森林によるCO2吸収量は、EUの土地利用における吸収源の中核をなすものとなる。今回採択されたFRLは、2030年の枠組みの下での「土地利用、土地利用変化及び林業部門(LULUCF)」規則実施の一環であり、入手可能な最善のデータを基に、樹齢も考慮した森林の特性を反映している。2018年5月に採択された2021~2030年のLULUCF規制は、管理された森林での吸収量と排出量を算定するためのルールを定めたもので、そのプロセスと提案されたFRLを含む国家森林会計計画(NFAP)の提出要件を定めている。
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