オバマ政権、スマートグリッド等に関する研修の開発・実施に1億ドルを助成
発表日:2010.04.08
アメリカ・エネルギー省(DOE)は、スマートグリッド等に関する研修プログラムの開発・実施を行う54事業に対し、約1億ドルを助成すると発表した。これは、電力網の近代化とスマートグリッド技術の全国展開を目指し、次世代の技術者を育成するもので、約3万人の研修を見込んでいる。今回の助成は、(1)大学や技術専門学校での研修プログラムやカリキュラムの開発に当たる「電力部門における労働者研修プログラムの開発と強化」(トピックA、33事業、助成額4160万ドル)、(2)新入社員や電気技術者らに対し、スマートグリッド開発事業に必要な知識・技術の研修を行う「スマートグリッド研修」(トピックB、21事業、助成額5770万ドル)の2タイプに分けられており、研修プログラムの開発と研修の実施とが平行して行われる予定。チュー長官は、「現在の投資が将来の適材適所につながる。技術者にとってスキルアップとなるだけではなく、一時解雇された労働者が有望な新分野で再スタートを切る絶好の機会だ」と期待を示した。