国総研、「下水汚泥からの水素創エネ技術」実証施設が稼働開始と発表
発表日:2015.03.24
国土交通省国土技術政策総合研究所は、福岡市の中部水処理センターにおいて、下水汚泥からの水素創エネ技術の実証施設が稼働を開始すると発表した。同省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の平成26年度採択技術「下水バイオガス原料による水素創エネ技術」は、次世代エネルギーとして注目を集める水素を、下水処理の過程で発生する下水バイオマス(メタンガス)から製造する技術で、三菱化工機(株)・福岡市・九州大学・豊田通商(株)が共同で研究に取り組んでいる。今回、実証施設が完成し稼動を開始することとなった。同施設では、「下水バイオガス前処理技術」、「水素製造技術」、「水素供給技術」の組合せにより、下水バイオガスから水素を効率的に製造し、燃料電池自動車へ供給するシステムの構築を目指す。これにより、下水汚泥から究極のエコカーといわれる燃料電池自動車を走らせることが可能になるという。
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