京都市、2013(平成25)年度の温室効果ガス排出量を公表
発表日:2015.07.31
京都市は、2013(平成25)年度の京都市域における温室効果ガス排出量を公表した。2013年度の総排出量は約792万トン-CO2であり、前年度(2012年度)に比べて約8万トン-CO2、1.0%減少したものの、地球温暖化対策条例に基づく基準年度(1990年度)に比べると約8万トン-CO2、1.1%増加していた。前年度から減少した主な要因は、市民・事業者の省エネルギーや節電等の取組によって、エネルギー総消費量が基準年度以降で最も少なくなるとともに、太陽光発電・ごみ発電等(排出量を削減する効果のある量)の取組が進んだことによるものである。一方、基準年度から増加した主な要因は、原子力発電への依存度低下による電力不足を火力発電で補ったことによる化石燃料の利用増加である。なお、電気のCO2排出係数を遡って2013年度の値に固定した場合、温室効果ガス排出量は基準年度(約906万トン)に比べて12.6%減少し、基準年度以降で最も少なくなるという。