群馬県は、平成26年度の県内の温室効果ガス排出量を公表した。同県では、「群馬県地球温暖化対策実行計画（区域施策編）（改定）」（H23-H32）において、平成32年度における温室効果ガス排出量を、平成19年度（基準年）比で8%削減することを目標としている。平成26年度の県内温室効果ガス排出量は1,835万t-CO2で、前年度比1.9%の減少、基準年比8.7%の減少となった。温室効果ガスの約9割を占めるCO2排出量は1,714万3千tで、前年度比1.9%の減少、基準年比2.9%の減少となった。前年度比で減少した要因としては、電力消費量の減少等が挙げられている。なお、電気1kWhを発電する際に排出されるCO2量（電力排出係数）が下降（0.531→0.505（kg-CO2/kwh））したことも、排出量の減少の要因になったとみられるという。