東北電力、再生可能エネルギー導入拡大に向け水素製造の研究を実施
発表日:2016.03.31
東北電力(株)は、再生可能エネルギーの更なる導入拡大に向け、水素製造に関する研究を実施すると発表した。再生可能エネルギーの導入拡大にあたっては、気象条件による出力変動の調整が課題となっている。これまで同社では、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、国の実証事業として、蓄電池技術を活用した出力変動対策に取り組んできた。今回の水素製造に関する研究は、こうした蓄電池による対策と同様の効果を期待して行うもの。仙台市青葉区の研究開発センターに、新たに太陽光発電設備や水素製造装置等を設置し、太陽光発電による電気を用いて水素を製造・貯蔵し、この水素を燃料に研究開発センター向けの電力を発電する計画。平成28年4月より研究システムの詳細設計を開始し、機器を据え付けた後、平成29年3月より水素製造などの研究を開始する予定という。
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