九州電力（株）は、大分県と熊本県の境に位置する「涌蓋山（わいたさん）」の東側（大分県九重町）において、地熱資源調査を実施すると発表した。同調査は、同社が大分県九重町の｢地熱資源の保護及び活用に関する条例｣に基づき申し入れを行い、「九重町地熱発電事業検討委員会」の審議を経て実施するもの。平成29年6月14日付けで同町から同意書の交付を受け、調査に必要な法手続き等を実施した上で、地下構造を把握するための地表調査ならびに周辺温泉等のモニタリング調査を行う。地熱資源が期待できる地下構造が確認された場合には、調査井掘削による地熱資源確認の検討を進めるという。