内閣官房水循環政策本部は、「流域水循環計画」として新たに1件を認定したと発表した。同本部事務局では、健全な水循環のための流域マネジメントの更なる普及と活動の活性化を図ることを目的として、平成28年度より定期的に全国各地において策定されている水循環に関する計画等の内容を確認し、「水循環基本計画」に基づく計画を認定・公表している。今回、神奈川県から情報提供のあった「酒匂川総合土砂管理プラン」を平成30年4月に認定し、第4回分として公表した。同県の計画は、当初の総合的な土砂管理を目的として策定した計画を、流域全体の健全な水循環の重要性を踏まえて改訂したもの。なお、今回の認定により、「流域水循環計画」は合計30計画となった。今後は、これらの活動情報をモデル調査や事例集に活用し、全国的活動の活性化に取り組んでいくという。