経済産業省と環境省は、使用済携帯電話回収促進キャンペーン結果を公表した。携帯電話・PHSには、貴金属やレアメタルが天然資源に比べ高濃度で含有されており、使用済みの携帯電話をリサイクルすることで、これらを資源として有効活用できるとともに、廃棄物の減量化や、天然鉱石の採掘抑制等により環境保全にも貢献できる。このため、平成21年6月3日から7月7日まで、総務省、地方公共団体、通信事業者及び携帯電話メーカー等（MRN）と連携して「使用済携帯電話回収促進キャンペーン」期間とし、その回収結果を取りまとめた。キャンペーン期間中の、MRNによる回収数は、前年同月比で30%増加し、電池及び充電器・充電器台の回収数も前年同月に比べそれぞれ増加したことから、周知活動には一定の効果があったと考えられるという。同省らは、今後も、関係省庁、地方公共団体、MRN等と連携し、周知・啓発と回収促進に取り組んでいく。