環境省は、「神戸生物多様性国際対話」の結果を公表した。この会議は、平成20年5月に兵庫県神戸市で開催されたG8環境大臣会合において、様々な利害関係者間の情報交換、対話、議論、協力を促進するため、国際的フォーラムを開催することが明記されていることを踏まえ、平成21年10月15日（木）と16日（金）に開催されたもの。1日目は、生物多様性の保全と持続可能な利用にかかる民間企業の参画について、取組事例を踏まえつつ、これまでの進展の状況及び今後一層推進するための課題について議論が交わされた。2日目は、2010年目標の評価について総括するとともに、ポスト2010年目標の設定と実施のあり方について議論を行った。これらの成果は、戦略計画の改定（ポスト2010年目標の設定）に関する日本政府の提案や、来年に名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議に向けた議論の進展に活用されるという。