経済産業省は、電子タグ（RFID）を活用した食品ロス削減に関する実証実験を開始すると発表した。これは、同省委託事業「令和2年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業（IoT技術を活用したコンビニエンスストアにおける食品ロス削減事業）」（委託事業者：伊藤忠商事（株））において、同ストアの店舗での電子タグ（RFID）を活用した食品ロス削減に関する実証実験を行うもの。今回、消費期限の短い商品（弁当・おにぎり等）について、RFIDを活用し、在庫状況や消費期限を自動的に管理するとともに、販売期限・消費期限が近い商品について、ポイント付与や直接値引きによる販売を行う実証を開始する（実験期間、実験(1)：令和2年11月2日～30日、実験(2)：同年12月7日～28日）。これにより、コンビニの店頭における省力化や食品ロスの削減・廃棄率の低下など、サプライチェーンの効率化・生産性向上を図るという。