茨城大など、DNA損傷データを用いた新サービス創出を推進
発表日:2021.03.29
茨城大学と同大学発ベンチャー(株)Dinow、(株)フォーカスシステムズは、DNA損傷データを用いて、さまざまな健康リスクを評価する新サービス創出を目指す共同研究を開始した。同大学は放射線被ばく量と健康リスクを数値化し、DNAに傷を負わせる要因との関係を推定する研究に取り組んでおり、2020年3月に(株)Dinowを立ち上げて研究成果の応用展開を推進している。今回、三者は「DNA損傷評価を基盤とした事業展開」構想を共有し、DNA損傷データに生体情報・生活習慣データを加え、強固なセキュリティのもとで、パーソナライズされたソリューション開発などを目指すこととなった。2021年度は、データの収集・蓄積、100人規模のデータベースおよびDNAの損傷要因を推定するプログラムの試作を行う。社会実装の第一到達点をソフトウエアやアプリ開発に置いており、病院・企業等(将来顧客)との連携を視野に入れ、今後3年で放射線影響・修復能力・生活習慣にかかる総合的なヘルスケアサービスの確立を目指すという。
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