環境省、閉鎖性海域中長期ビジョンを策定
発表日:2010.03.01
環境省は、閉鎖性海域中長期ビジョンを策定した。これまで、東京湾や伊勢湾、瀬戸内海といった閉鎖性海域では、水質改善のための水質総量削減を昭和54年から6次にわたり実施し、COD、窒素及びリンの汚濁負荷量の削減に取り組んできている。今回のビジョンでは、こうした閉鎖性海域の水環境改善に対する国民の合意形成を図るため、各海域の特性や利用形態に応じた、目指すべき海域環境の将来像とロードマップ等をとりまとめている。ビジョンの策定にあたっては、平成19年12月から「閉鎖性海域中長期ビジョン策定に係る懇談会」で検討を行うとともに、平成22年1月28日(木)から同年2月11日(木)にかけて意見募集(パブリックコメント)を行い、その結果を参考にしたという。