「GX」や「30by30」進展 第五次環境基本計画の進捗状況(第2回点検結果)
発表日:2023.01.23
環境省は、第五次環境基本計画の進捗状況の第2回点検結果を発表した。これは、環境基本計画の着実な実行を確保するため、中央環境審議会が国民各界各層の意見も聴き、環境基本計画に基づく施策の進捗状況などを点検するもの。点検結果では「全体として、環境基本計画に掲げられた施策は着実に実施され、全体的に施策が強化されており、環境基本計画の進捗状況に係る指標も全体的に良い方向に向かっていると確認された」。一方、一部の指標では、コロナ禍の影響を受け落ち込みが見られた。気候変動については第2回点検期間中に目標が大幅に引き上げられ、「新しい資本主義」の重点投資分野の1つとしてGXが位置づけられる等の進展があった一方、カーボンニュートラル対応等に照らして、より一層の取組が必要となる施策があるといった課題が指摘された。生物多様性については、G7各国が第2回点検期間中に30by30目標を約束したといった進展がある。しかし、従来の自然環境保全の取組には限界があり、今後は取組主体を企業・金融機関や研究機関等に幅広く拡大する必要があることや、ビジネスにおける生物多様性の主流化等の課題が残っているといった課題が指摘された。こうした状況を踏まえ、各重点分野における今後強化が必要な取組の方向性が確認されたという。
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