東京都、配送トラック・観光バスで「バイオ燃料」活用
発表日:2023.02.15
東京都は、配送トラックや観光バスなどで「バイオ燃料」の活用を開始する(実施期間:令和5年2月14日~3月末頃)。都では、都民・事業者等への働きかけを通じて、電力のHTT(「H」減らす・「T」創る・「T」蓄める)を推進し、ゼロエミッション東京の実現に向けた対策を進めている。環境にやさしいバイオ燃料の活用推進と普及を目的として、都と(株)ユーグレナは、令和4年10月に協定を締結し、様々なモビリティ等におけるバイオ燃料の活用に取り組んでいる。今回、(株)丸井グループ(配送トラック:36台)、(株)はとバス(バス:1台)、JR東日本が取組む品川開発プロジェクト等(ミニクレーン:1台、フォークリフト:1台)でバイオ燃料を使用する。この取組で使用するバイオ燃料は、ユーグレナ社が製造・販売する次世代燃料で、使用済み食用油や微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)から抽出した油など、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさないバイオマス原料からつくられているとのこと。原料となる植物や藻類が、成長過程の中で光合成によりCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にプラスマイナスゼロとなるため、カーボンニュートラル実現に貢献するという。