農林水産関連のCOP28成果~シャルム・エル・シェイク共同作業の議論は持ち越し
発表日:2023.12.18
グローバル・ストックテイクに係る決定文書が採択されるなどの成果が報じられているCOP28(国連気候変動枠組条約第28回締約国会議)について、農林水産省は農林水産関連の成果をまとめた(開催日:2023年11月30日~12月13日、於:アラブ首長国連邦・ドバイ)。同省によると持続可能な農業及び強靭な食料システム等の実現や2030年までの森林減少及び劣化の阻止・反転に向けた取組、メタンを含む非CO2ガスについて2030年までの大幅な削減の加速が含まれた。また、海洋に基づく緩和及び適応・強靭性等の内容も示されたという。COP28に関連して「世界気候行動サミット」では、気候変動と食料システムに関する首脳級宣言(エミレーツ宣言)が公表された。COP28の同省関連事項として、「世界全体でパリ協定の目標に取り組むための日本政府の投資促進支援パッケージ」が公表され、グローバル・ストックテイクに係る決定文書の採択された。令和4年のCOP27で立ち上げられた「農業・食料安全保障に関するシャルム・エル・シェイク共同作業」については、具体的な実施のあり方が協議されたが、先進国・途上国間で議論が収れんせず、令和6年6月の次回補助機関会合に持ち越しとなったという。
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