ペータースベルク気候対話閉幕 ドイツ・ベルリン
発表日:2023.05.15
環境省は、「第14回ペータースベルク気候対話」の概要を紹介した(開催日:令和5年5月2日~3日、於:ドイツ・ベルリン)。同会合は、ドイツ及びアラブ首長国連邦(UAE)が主催し、日本からは小野環境省地球環境審議官らが出席した。UAEのジャーベル産業・先端技術大臣、グテーレス国連事務総長による基調講演と、各国からのコメントや質疑応答の後、冬にUAEで開催予定のCOP28に向け、グローバル・ストックテイク、公正なエネルギー移行、緩和、ロス&ダメージに関する資金アレンジメンツ、適応、適応資金等を議論した。我が国からは、「G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合」の成果に触れ、『グローバル・ストックテイクがパリ協定の5年間の野心サイクルのための重要な機会であり、パリ協定の1.5℃目標と整合した国が決定する貢献(NDC)と、長期戦略を策定していない締約国に対し、COP28までの排出削減目標の強化、2050年までのネットゼロと、世界全体の排出量ピークアウトへコミットする。世界規模での取組として、排出削減対策が講じられていない化石燃料のフェーズアウトを加速させるというG7のコミットメントを強調しつつ、G7以外の国に対しても要請を行い、世界全体の気候行動の促進に貢献していく』旨、発言したという。