外務省、我が国の生物多様性保全に関する途上国支援イニシアティブを発表
発表日:2010.10.27
外務省は、菅総理大臣が、平成22年10月27日(水)に開催された生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議(COP10)ハイレベルセグメント開会式において、「いのちの共生(Life in Harmony)イニシアティブ」を表明したことを発表した。同イニシアティブは、COP10議長国である日本政府として、生物多様性条約のポスト2010年目標の達成に向けた開発途上国の努力を支援することを目的に、2010年からの3年間で総額20億ドルの支援を行うもの。具体的には、我が国が有する知見及び技術、並びに途上国のニーズを踏まえた支援として、1)日本型の国立公園管理手法を活用した保護区の管理能力向上等を含む生態系の保全、2)SATOYAMAイニシアティブとも連携した二次的自然環境の保全を含む持続可能な自然資源利用、3)微生物の保存・培養能力の構築といった遺伝資源へのアクセスと利益の配分、などの分野で支援を行うという。