環境省、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を福島全県へ拡大
発表日:2012.09.04
環境省は、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の対象地区を、平成24年10月1日より福島県全域に拡大すると発表した。エコチル調査は、環境中の化学物質等が子どもの成長や発達に与える影響を明らかにするため、全国10万組の親子の協力により、子どもが13歳になるまで健康の状況を追跡する、長期・大規模な疫学調査。平成23年1月より、福島県内では福島市等14市町村の地域で実施されてきた。今回、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故によって、放射線の健康影響に対する福島県民・国民の不安が高まっていることから、福島県の子どもに万一の健康影響が生じないか見守っていくため、調査地域を全県に拡大する。また、調査内容として、環境から受ける放射線量を推計することを、大気汚染などの環境要因と同様に調査項目に加えた。今後、実施体制の整った協力医療機関から、順次、参加の呼びかけを開始するという。
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