環境省、ウィーン条約第9回締約国会議(COP9)及びモントリオール議定書第23回締約国会合(MOP23)の結果を公表
発表日:2011.11.25
環境省は、平成23年11月21日から25日にインドネシアのバリで開催された、「オゾン層保護に関するウィーン条約第9回締約国会議(COP9)」、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書第23回締約国会合(MOP23)」の結果を公表した。同会合では、3年に1度行われるモントリオール議定書多数国間基金(MLF)の拠出金交渉が主要な議論となった。また、オゾン層を破壊しないが高い温室効果を有する代替フロンであるHFC(ハイドロフルオロカーボン)の扱い及びその代替物質に関する議論、臭化メチルに関する不可欠用途申請、臭化メチルの検疫及び出荷前の使用に関する情報収集等について、交渉が行われ、ODS(オゾン層破壊物質)であるHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)から代替物質への転換にあたっての経済性、技術、環境への影響等についての分析を求める提案が採択されるなどの合意がなされた。また、モントリオール議定書に則ったODSの削減の地球温暖化防止における役割の重要性や、低温室効果物質への代替を促進するために適切な措置を講じること等を謳った「バリ宣言」が関心国によって支持された。
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