気候エネルギーソリューションセンター(C2ES)は、アメリカ各州の運輸局によるプラグイン電気自動車(PEV)普及策を支援する対話型アクションツールを公開した。このツールは、C2ESが政府運輸省及びワシントン・アリゾナなど8州の運輸局と共同で開発した。ツールの中のアクションマップを用い、各州の運輸担当者は、導入目標の設定から新制度・政策の実施までの大まかな計画を策定できるという。また、同ツールはPEVの知識や各州の成功事例に関する情報も提示しており、その多くは他の州の機関や自治体にも適用できる。PEVはエネルギー安全保障や気候変動等への有効な対策として期待されており、2012年の販売台数は2011年から200%増加した。しかし、その利点を十分に実現するには、今後も持続的に成長する必要があるという。C2ESは、PEV普及を促進する公共政策を決めるうえで州運輸局が重要な役割を果たしていることをふまえ、このアクションツールで、州運輸局がとりうる行動について必要な情報を網羅したとしている。