海外ニュース


 ヘルシー・シーズのプロジェクト、使用済み・漂流漁網15トンを回収、リサイクル

発表日:2013.07.31


  自然環境保全欧州センター(ECNC)によると、ECNC等によるパートナーシップ「ヘルシー・シーズ」の呼びかけで、この夏だけで15トンの漁網が集まり、オランダのスヘーフェニンゲン港にある倉庫に保管されている。ヘルシー・シーズは使用済み漁網や漂流漁網の回収に取り組むパートナーシップで、2013年3月に回収漁網の受け入れを発表した。以降、ダイバーのグループなどが海から引き上げた漁網をヘルシー・シーズの倉庫に持ち込んでいる。最近ではオランダの企業から使用済み漁網12トンを受け入れた。一般に、回収された漁網は埋立処分や焼却処分されることが多いが、ヘルシー・シーズは、これを高品質の繊維材料に再生する取組を実施しており、回収シーズン終了後、集まった漁網はリサイクルに回され、ソックスやカーペットなどの原料となる。海洋には約64万トンの漂流漁網があるとされ、これが海洋ゴミ全体の10分の1を占める。漂流漁網は何百年もの間海洋に残り、これに絡まったイルカやウミガメなどの死亡の原因になるという。

情報源 自然環境保全欧州センター(ECNC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 自然環境保全欧州センター(ECNC)
分野 ごみ・リサイクル 自然環境
キーワード リサイクル | 回収 | 自然環境保全欧州センター | ECNC | 使用済 | 漁網 | 海洋ゴミ
関連ニュース

関連する環境技術