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 生物多様性条約の名古屋議定書第1回締約国会合、議定書の実施促進への行動に合意

発表日:2014.10.17


  生物多様性条約(CBD)名古屋議定書締約国は、2014年10月13~17日、韓国ピョンチャンで第1回締約国会合(COP MOP-1)を開催し、各国が議定書を確実に実施できるようにするための諸施策に合意した。名古屋議定書は、「遺伝資源へのアクセスおよびその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分(ABS)」のための明確なルールを定めるもので、2010年の締約国会議で採択され、2014年10月12日に批准国が51に達して発効した。第1回目となる今回の会合では、議定書の遵守を確保するメカニズム、途上国の能力強化のための戦略的枠組み、議定書についての意識啓発への戦略、資源(資金等)を集めるためのガイダンス等について合意した。遺伝資源へのアクセスに関する情報共有や、透明性を高めるオンラインのクリアリングハウス(ABS-CH)の運用に関する事項も決定した。CBD事務局長は、「今後は国レベルでの実施と、それがABSにどう役立つかをみていく必要がある」と述べた。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 途上国 | 生物多様性条約 | CBD | 遺伝資源 | ABS | 利益配分 | 名古屋議定書
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