ドイツ連邦環境省(BMUB)と連邦環境庁(UBA)は、2014年エコデザイン賞について、「製品」「コンセプト」「サービス」「若手」の各部門から13の作品を選出したと発表した。この賞は、製品のライフサイクル全体を通した環境負荷をデザインの段階から考慮する「エコデザイン」の普及を目的に、2012年から実施されている。今回選ばれたのは、省エネかつ修理可能な電化製品をはじめ、環境に優しい皮革・メガネレンズ・テキスタイルの生産手法、ファッション、都市交通システム、日常生活のCO2を削減するためのオンライン・ゲームなどで、200を超える応募作品の中から、環境およびデザインの専門家の審査により選ばれた。ホルントリッヒ審査委員長は、今回の応募作品の持続可能なデザインは、見かけだけでなく質的な向上が特徴的であると評した。今回の受賞作品は、2015年に各地を巡回展覧され、来年2月には、4回目となる2015年エコデザイン賞の公募が開始される。